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2.蛍光増白剤について

タオルの製造過程時の化学薬品

普段私たちが、何気なく使っているタオルは、わずか数百円からどこでも販売されている日用品です。ところが、その製造過程がとても複雑なものであることは、タオル製造に携わる方以外ほとんど知られていません。

主な製造過程としては、タオルを織る前の糸加工 → タオル織り → 染め加工・プリント加工 → 糊抜き・・・などの工程があります。

タオル業界では、大量生産をするために、たくさんの種類の化学薬品を使用し作業の効率化が行われています。

それらの化学薬品は、漂白剤から蛍光増白剤、油剤、染料、顔料、糊剤、柔軟剤、吸水剤、など他にも何種類も合わせて使用されています。

その薬品の残留や? 身体への影響は? 公害面は?

皮膚も大切な呼吸をしています。
朝起きて顔を洗うとき、トイレにいったとき、汗をかいたとき、お風呂に入るとき、寝具に包まれるとき・・・あなたは、1日の中で、何度、手や顔や身体を拭いたりしているのでしょうか。

身体を拭くという行為は、即ち、「皮膚への刺激」という問題があるといえます。

蛍光増白剤を使用するタオルは一切造らない

先ほど説明しました化学薬品の中で一番身体に良くないと思われるものに、蛍光増白剤があります。

蛍光増白剤というのは「白くする」化学薬品です。

蛍光増白剤を使用すると、色の発色が良く、見た目の色が鮮やかになったり、真っ白になって一見きれいにみえます。それで、使う場合が多くなるのです。

蛍光増白剤を使用すると、『真っ白』 になります。
より白く、青白く、蛍光色のように白く感じられるから良いとされるんですが、ブラックライトに当てると気持ちが悪いくらいに青白く光るんです。

(蛍光増白剤は、くっついた物を蛍光汚染してしまうという性質もあり、チーズを作る時にしばっていたタコ糸の蛍光染料がチーズに移り、ブラックライトを当ててみると、しばっていた形にネトッと青白く光っていた。ということもあったそうです。ガーゼ、脱脂綿、生理用品、紙コップ、紙皿などへの使用は禁止されているものです。)

蛍光増白剤の中で、最も良く用いられているジアミノスチルベン・ジスルホン酸は、発ガン性が疑われています。

【私たちの対策】
この事から、私たちは、1994年頃から蛍光増白剤を使用するタオルは一切造らないことにしました。

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