10月10日(木)大島研修
10月の大島研修では、福蔵寺住職・河野之伴様の貴重なペトログラフのお話を聴きに訪ねました。
まず、掃き清められたお寺の内外に、こころが洗われるような清々しさを味わい、ご住職ご夫妻の心を込めてのおもてなしの、甘くておいしいお茶を頂きながら、戒名をつけられるときの仕組みなど、他では中々聞けないような事を厚かましく、質問させていただきとても良き学びの始まりでした。
そして、河野之伴ご住職の研究された日本地図に五芒星や六芒星が、くっきりと線引きされていて、まず皆興味津々です!
日本の国造りに、奈良や京都の都を守る為に近畿圏に存在する、五芒星、六芒星、菱形十字の形に、神社、仏閣を建立して神仏結界が作られていたようだとの事。色々な災いから守られるようにしていたようです。
五芒星は、伊弉諾神宮∗熊野本宮大社∗伊勢内宮皇大神宮∗伊吹山∗元伊勢内宮皇大神社の五箇所が繋がれています。
六芒星は、西大寺∗東大寺∗紀伊水道の海∗剣山(剣)∗熊野本宮大社(玉)∗加美町(鏡)と繋がっています。
菱形十字は、伊弉諾神宮*伊勢内宮皇大神宮*若狭神社*串本出雲の菱形を十字に繋いだ若狭*串本の線上に、平安京、平城京、飛鳥京が作られています。又、平安京、飛鳥京、平城京共に五芒星の結界の中にあります。
このようにして大切なところを守ってきたようです。
本堂へも、ご案内頂きました。このお寺は江戸時代の終わり頃、キリスト教を取り締まる為に建てられたそうです。天井には51枚の花鳥図があり、胎ぞう界の曼陀羅(生)と金剛界の曼陀羅(死)の立派な図が掛けられていました。
胎蔵界の曼荼羅(生)(子宮)(▽)
金剛界の曼荼羅(死)(天)(△)
が描かれているそうです。
△と▽が組み合わされた図は、地に降りた魂は、天に還っていくのを表すもののようです。
福蔵寺のご住職は十五代目。
陰家という扱いで、陰元さんと呼ばれていて、70万石を賜り、大名格だったそうです。
お寺の天井の絵がとても綺麗でした。
格子の天井もまた珍しいいみのある天井なのだそうです。
マンダラの絵も2枚あって
女性のマンダラの絵と男性のマンダラの絵がありました。
これも地図の六芒星と関係があるそうです。
そしてお寺の門の上に鐘があり門の中央にロープが下がっていて、そのロープを引っ張ると鐘が鳴るようになっていました。
お昼ご飯は、加部さん手作りの心のこもったお弁当をご馳走になり、細やかなおもてなしに心が温かくなりました。
亀老山では、四方大パノラマに感動のひと言!お天気も良く山から今治、新居浜、辺りまで見ることができました。
全てに感謝感動の一日でした。