にんじんの会だより(平成31年1月25日)

ピースルーム

にんじんの会も平成6年に発足、今年6月で丸25年になります。
この間、会員さんや先生方のおかげで、本当に沢山の学びを続けてまいりました。
そして、多くの方々にもお役に立てる活動にもなりました。
しかし、運営委員はじめ会員の高齢化に伴い、活動を続ける事に大変さを感じるようになり、運営委員会で話し合いを重ね、昨年10月28日の「いきたひ」上映会&長谷川ひろ子監督講演会 を最後に、

年一回の後援会活動を終了し、今年度からは、月一回の学習会のみを充実し、続けることに決定いたしました。
上映会や1月のお話会では報告させて頂きましたが、不参加の方には初めての報告になるかと思いますが、ご了承くださり、これからも活動にご協力、ご参加を頂ければ、有難く思います。
そこで、年会費は各連絡の費用がベースとなり、経費も減少しますので、1,000円とさせて頂く事になりました。
これにより、会員規約も少し変更になりましたので、誠にお手数ですが、再度ご署名捺印(サイン可)の上FAX(0898-48-2485)又は、郵送、などでお届けくださいますようよろしくお願い申し上げます。

今まで、「心と体の健康づくり」を中心に、「地球環境」「子育てや教育」「自然農法」「日本の歴史」・・・・沢山の講演会開催をしてまいりましたが、昨年の「いきたひ」の上映会で、必ず私たちは、自分や大切な人の死に向き合わなくてはいけない事をしっかりと学びました。
だからこそ、「今ある命」を精一杯、生ききる事の大切さを学び、最後にふさわしい活動になりました。
にんじんの会は、心身共に健康な生活をしながら次世代の健全育成をし、継承していくことを目的とします。
と、規約の第2章に書かれてありますが、良い事を学んでも子供や孫たちに伝えることはなかなか大変です。
私たちが、自信をもって生活の中から、こつこつと実践し、伝えていく事しか無いように思います。
長谷川ひろ子監督が今年の1月15日にフェイスブックに載せていたものを書いてみます。

「伝承」
若い世代に「死」について、きちんと教えて来なかった我々世代が残りの人生でやれること、
私にとっては「いきたひ」を上映し続ける事。
そして、究極には 自らの幸せな死にざまを示すこと。
何歳になるか分からないけれど、リハーサル無し、一回限りの死の瞬間に、それまで蓄えてきた人生分の生命エネルギーを受け渡す。 
明け渡す。 
あくまで自分らしく。
「こんな風に終えられたらなー~~~」と感じて貰えるように。
いつ終わるか分からない命なら、いつ終わってもいいように毎日を完結する。
その生き様を示す。 最後は「生き様」が「死に様」に現れるから。
「生き」切って「息」切る。                長谷川裕子

この文章を読み、私は、父の事に思いを馳せました。
父は、幼少の頃には義理の母で苦労をし、小学校の頃から太っ腹で優しい祖母のもとで育ちました。
貧しい中でもしっかりと育ててもらっていたからか、丁稚奉公先や軍隊でも大切にされるだけに育っていたそうです。
軍隊に入る前に、体が不自由になっていた祖母を銭湯に連れて行き、入れてあげたことも聞きました。
年ごろの若者が女湯で祖母を入れさせてもらったことを思うと、そのやさしさを思い、涙でかすみ父の顔が見られなかったことを思い出します。
社会人になってからは、綿織物が盛んになり玉川にあった、力が不安定で難しい水車の動力で動かす工場でも責任者で成功し、織機改良では県知事から表彰状を受け、沢山の技術者の方を育てる役割もしたようです。
父の葬儀での送辞を越智頼商会の社長が読んでくださった中に、私は知らなかったのですが、父の経営していた鉄工所に毎日織物関係の職人さんたちが集まり、父にいろいろ学び、「宇野学校」と言われていて、沢山の方に慕われていたとの内容がありました。
そして、家庭では女の子ばかり5人の優しい父でした。
私は、ちょうど真ん中でしたが、姉二人と年も離れていたことから宇野家の後継ぎとなり、父母と離れることなく最後まで一緒に暮らすことが出来ました。
お陰様で私は父母の特に父の愛情は独り占め位、可愛がり、ほめて育てられ、優しく関わってくれました。
そして、人様に迷惑を掛けないよう、誠実に、まじめに、他を思いやって優しく生きる事の大切さを教えてくれました。
そんな父が86歳で最後に皆に笑顔をプレゼントして他界したのですが、父の亡くなる瞬間、私は父の心臓に手を置き、脈をとっていました。
医者ではなく私だったのです。
「いきたひ」のお話の中に、人は亡くなる時に、プール529杯分の水を瞬時に沸騰させるだけのエネルギーを放出し、残された大切な人に渡してくれるそうです。
という内容がありました。そして、今回、私は父から直接その沢山のエネルギーを手からもらった事に気付きました。
父が亡くなってからです。多くの先生方やお友達との出会いやご縁をいただき、元気になり、主人のタオル作りも大変化があり、夫婦で、多くの方々に喜ばれる生き方をさせて頂けるようになりました。 
東城先生から、お天道様と心をつなげ、地に足を付けて生きる事の大切さ学び、大自然の大きな応援を頂き、「父」からの命のエネルギーのバトンをもらって生かされていることを実感し、感謝ばかりの毎日です。
私も父のように「生き切り」たいと思っています。
私自身、今年満年齢77歳になり、にんじんの会会員さんも、高齢の方が多くなり、体の不調や、身の回りの整理について話し合う事も多くなってまいりました。
しかし、なぜか皆さん、今、できる事を精一杯され、前向きで充実した毎日を過ごされています。
さすが、学ぼうとされている方は違う!と感心しています。
そして、私もまだまだ、学び続け、お仲間でいさせて頂きたいと思っています。
「ビワと健康」の新聞に、王瑞雲先生が「日本の伝統的な統合医療を復活」というタイトルで書かれた中に、ビワ温灸は、有効な治療手段の一つですが、やはり健康維持の基本は食べ物です。
又、日本人には日本本土に根付いた伝統食や自然療法が合っている。
患者さんたちには、極力自給自足、地産地消をお奨めしています。
大切なのは、偉い先生が言うから、テレビや本に書かれているからとウロウロしない事、本当の事は何かを求め続ける事。本当の事が見抜けないと騙されてしまいます。
東洋医学も中医学を基準にされようとしていますが、中国の漢方薬をそのまま日本人に使っても合わない事があります。
とも書かれています。最近読んだ「脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因」という本の中の食事療法に、本物を感じましたので、次ページに少しまとめてみます。

☆会を続けて頂ける方は、年会費1,000円のご協力をよろしくお願い申し上げます。

「脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因」 真島康雄著 幻冬舎 を読んで
突然死を招く心筋梗塞や脳梗塞は血管が詰まる事で起こります。
定説では、動脈硬化は、悪玉と呼ばれるコレステロールが血管壁に、粥状の塊(プラーク)となってへばりつき、血管につまりが起こりやすくなっている事や高血圧や加齢などが原因でおこると考えられていて、それらの治療がされます。でも真島先生は沢山の患者さんの検査や治療を行う中で、異論を唱えています。

血管内にプラークが増える原因は、食事からとる超微粒子の脂肪の粒(脂肪滴)なので、食生活を改めれば、自力でプラークを減らし、血管の詰まりを無くすことができる事を、10年間にわたり5800人以上の患者さんの8か所の血管エコー(超音波検査)を行い、約45000回分の膨大なデータを分析し続けて、心筋梗塞や脳梗塞を完全に予知できるようになり、血管エコー検査と共に患者さんの食生活も分析し、植物性の油、動物性の脂を多く摂取していると、血管壁にプラークがたまりやすくなることが分かり、動脈硬化の真犯人は「油と脂」だった。
これらを減らす食生活をすれば改善していく。と立証されています。

昔は和食が基本でしたが、現代人は洋風の食生活となり、揚げ物や油炒め類の料理、脂身の多い肉の摂取、オリーブオイルを始めとするさまざまな油をドレッシングに使ったり、麺類、パン類につけて食べたり、またバターやマーガリン類を使用した食品を摂取するといった食習慣へと変わりました。
その結果、血管プラーク病に罹る人は激増し、動脈硬化の進行も格段に速くなり、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を若くして発症する例も増えています。
甘いものの食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎは、血管内皮脂肪間隔(細胞の緩み、)を広げ、血液中の超微粒子の脂肪滴だけでなく、それより大きい中小の脂肪滴迄入り込むため、プラークがどんどん形成されてしまうのです。
油や脂の摂りすぎ、菓子の食べ過ぎ、酒の飲み過ぎといった食生活を送っていると、動脈の内側のプラークが厚くなり、血管内腔が狭くなって全身の血液が流れにくくなり、
体の各組織に充分な酸素が運ばれなくなります。
さらにプラークの厚さが増すと、血管内腔はますます狭くなり、血管が詰まってきます。そして、組織が低酸素状態になると肩こりや、こむらがえりが生じたり様々な癌が発症したりすることも。腎臓の細動脈にプラークが溜まると腎臓の病気に、又脳への血流が悪化すると、頭痛や目の異常、顔面神経麻痺、うつ病、にまでつながるのです。
血管は全身に張り巡らされていますので、歩行時の足の痛みから、くも膜下出血まで、又、肥満、高血圧、糖尿病など、ありとあらゆる病気の原因になります。

つまり、プラークを無くせばこれらの病気も治るという事です。
プラークを無くすにはその発端である自らの食習慣を改めれば良いのです。
食事を変えれば動脈硬化は治せますし、若かりし頃の健康な血管に戻すことができるのです。健康オイルの摂りすぎに注意という事で、オリーブ油や荏胡麻オイルなど健康に良いと、毎日スプーンで飲んだ人は、プラークの悪化となっていたことも書かれています。
週に1~2回程度オリーブ油を使った料理を食べても大丈夫、毎日習慣的に過剰摂取は控えましょうと。ココナッツオイルの常食も悪化につながる。脂ののった魚(サバ、サンマ、鮭など・・)の常食もダメだそうです。けれども、これらを沢山でなければ食べていても、お野菜が好きで沢山食べている人は、プラークが溜まりにくくなるとも書かれています。

野菜を多く食べるとプラークが溜まりにくくなる5つの理由
①マクロファージ(異物つまりプラークを食べる)の能力がアップする。
②野菜の消化酵素が油を分解してくれる。
③植物性の化学物質(ファイトケミカル)が影響している。例えば、トマトのリコピン、かぼちゃや人参などのβカロテン、ブルーベリーのアントシアニン、大豆のイソフラボン、緑茶のカテキン…人の免疫機能を高めたり、活性酸素から血管内皮細胞などを守ったりする働きが考えられる。
④摂取した油が体内に吸収されずに食物繊維と油脂が結びつき、便と共に排出される。
⑤腸内細菌が食物繊維内に入り込んだ油脂類を脂質とその他の成分(アミノ酸やビタ、ミン類)に分解しているとも考えられる。腸内細菌の働きで、油脂類の分解が進み、便と共に体外に排出される油脂類の量が増え、マクロファージが活性化し、血管内皮細胞も健全に保たれる。
但し野菜を多く食べるだけでプラークが減るわけではなく、改善のためのひとつの必要条件に過ぎない。とも書かれています。
動脈硬化を治すための治療食は(全ての食用油・油脂を制限した昔の田舎料理)です。
糖質制限食でも肉禁止、砂糖禁止でもない。禁止しているのは食用植物油、油脂、魚油、ラード、バター、マーガリン、ショートニングなどの食用油。

控えるべき食品
・植物油(揚げ物、油炒め、煮物、揚げ豆腐、油揚げ、いなりずし、天かす・・)
・フライパンに油を引いて調理する食べ物。
・生の食用油(ドレッシングや食品、パンに付けたりスープやジュースに入れる・・)
・脂身(肉、魚)
・バター類(バター、マーガリン、ショートニング使用の菓子やパンなど)
・酒類 
・カレールー 
・レトルト食品 ・植物油の使われた加工品 ・和菓子

摂った方が良い食品
・ところてん(推奨食品の第1位です)1日150グラム~300グラムを食後に
・豆乳ヨーグルト(1日100~200㏄を)果物、甘酒を加えても可。豆乳はダメ。
・みそ汁(野菜を多くし、大豆には脂質があるので麦みそがおすすめ) 
・野菜ジュース(無果汁、無塩、無糖、トマト入りがベスト)毎日コップ1~2杯
・甘酒(1日大匙1杯までを朝夕食後に)   
・粉末のビール酵母(小さじ半量を朝夕食後に) 
・卵(全卵を毎日1個)
・脂質量の少ない魚や肉(1日200g迄)     
・海藻、海苔は毎日 
・野菜は多く(煮野菜、蒸し野菜、生野菜は毎食1品、玉ねぎ、トマト、大根おろし、キノコ類はお勧め) 
・納豆(大豆には脂質があるので、週に1パック程度)
・主食は白米だけでなく雑穀を入れて
・味醂、醤油、塩分などは普通に。   
・甘過ぎない果物少々などはOK。

以上、まとめてみましたが、改めて食生活の大切さを思い知りました。でも、無理しないで、バランスを考え、各人、各家庭に合う食生活を考えてみましょう。 宇野詔子

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